Everything happens for no reasons.

きっかけ

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「私、ベジタリアンなんです。」と
公言するようになってから
一年が経った。

食事に誘われたら
正直に「一部の魚介を除いては
動物性のものは食べられないんです」と
ためらわずに伝えている。



それまでは
説明するのが面倒なのと
受け入れてもらえるはずがないと思い込んでいたので
マクロビオティック食をしていることを
極力隠していた。
食事に誘われて
ちょっと食べるとしんどいなーと思うものを口にしては
2・3日調子が悪くて
気分もダウン、、、という日々を送っていた。
だから、
自分自身も「玄米菜食ってやっかいだな」と
心のどこかで思ってたかもしれない。


でも
自分で自分を肯定し始めると

「どうしてそうなったの?」
「魚は食べるの?」
「友達と外食するときはどうするの?」
「普段は何を食べてるの?」

と聞かれるようになる。
正直に答える。


「薬を使わずに病気を治したかったから。
 完治した後も、その食事の方が身体が心地よくなったから。
 あと、誰かが豚や牛や鳥を殺すことにお金を払うのが嫌だから。」


「牡蠣とかじゃこは好き。(私の身体には少量の魚は必要だと思っている。)
 食べたいって思うときと、お酒を飲むときは食べる。
 あと、コース料理をごちそうになるときは、肉卵乳製品を抜いてもらうので
 魚までNGにすると
 誰かと美味しさと楽しさを共有するというチャンスを失ってしまうから
 そういうときはおいしく食べる。」

「和食、イタリアン、インディアン、タイ料理を提案する。
 前もって自分の分だけアレンジしてもらえるかお店に聞く。
 おいしい居心地のいいベジタリアンレストランに誘う。」

「保存や量産のためだけに都合がいい余計なもの、
 が入ってないおいしい素材を
 シンプルに家で調理してたべる。
 お昼もお弁当。
 ちっとも面倒じゃない。
 身体が欲しがってるものを作ると気持ちいいから。」



質問するって行為は
好奇心が沸いたときにとる行動。

私の目的は決して
みんなが私と同じような食事をすることじゃなくて
「なぜ、どうして」をそれぞれが考えるきっかけを持つようになること。

新しいことを知れば
みんなの選択肢が増える。
最終的にそれを選ぶかどうかは
問題じゃない。
答えれば私は自分の内側を再確認できる。

それぞれが自由になれる。



たまたま一緒に行った
ベジタリアン料理のお店で食べた料理にはまって
「うちでも作ってるよ」なんていわれたら
嬉しくてたまらない。

仮に
何を言ってるのか分からない、
ケーキもチョコもステーキも食べられないなんて可哀想、と
思われても決して気にならない。

それらを食べた次の日のしんどさを思えば
そっちの方が私にとっては
自分の身体が気の毒だし
彼らにそういう選択肢が必要ないなら
それで構わない。

私がこういう食生活を選ぶ自由があるように
彼らには彼らの食生活を選ぶ自由がある。


ただ
ひとつ願うとしたら
「試してみる」という好奇心を持つきっかけを作りたい。
好奇心を持つという健全な欲を心の中に持って欲しい。

頭から出来ない、信じられない、意味がない、と
決め付けるのではなくて
「1週間試してみて、自分の身体の変化を感じて」みてほしい。
心地よければ自然と取り入れていくだろうし
心地悪ければもとに戻るだけで
何の害もないはずだ。

出来ないと思っていることは
8割方が思い込みで
やり方やものの見方を変えれば
意外にどうってことなかったりする。
そして最初に思い描く
完璧な状態にまで一気にたどり着く必要もない。
何かを試せば、必ず新しい自分に出会える。
それはとてもとても楽しいことのはず。


レシピ本が
アイディアの提案、にすぎないように、
方法論は
自分の生活をデザインするときに役立つ
指南書に過ぎなくて
顔も見たことない誰かの言った言葉で
「あれもだめ、これもだめ」と決められて
振り回されるなんて意味がない。
あくまでも自分の基準を自分で探すことが大切だと思う。



自分の心地よいポイントが見つかれば
毎日はもっと楽しくなる。
自分の心に正直で
自分自身を楽しませたり、頑張らせたり、休ませたり出来る人は
何を食べようが
どんな生活をしていようが
魅力に溢れている。



もし
心地いいと感じた人が
続けていくうえで不便さや戸惑いを感じたら
その手助けをしたい。
行く先を照らす懐中電灯になれたらいい。


そのために必要なのは
美味しいものを作る技術を
こつこつ積み続けること。
誰かが
本当に必要としているものを
その人の顔を見て作るときに
手助けとなる知識を身につけておくこと。

そして
好奇心を持たれるような人間でい続けること。


自分を楽しませ続けていれば
いつか誰かのことも楽しませることができるはず。
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by dandelionism | 2009-03-14 16:05 | happy