Everything happens for no reasons.


明け方、丘の上から海を見下ろしながら歩いていたら
どこからか誘うような香りが体にしみ込んできた

後ろから頭をなぐられたような、
とまではいかないけれど
それでも確実に目を覚まさせる
水分と花の蜜と湿った土が混ざった匂い

見上げた先には
プルメリアの花が
花びらをめくれあがらせて
はちきれそうに
たくさん咲いていた

花が世界と交わっている
それ以外にたとえようがないくらい
官能的な光景だった
そこに悪びれる様子も
恥ずかしがる様子もない
内から湧き出る欲を
誇りに思い
一滴残らず使い尽くそうとする
大胆な行為だった


溢れてくる蜜は
甘く柔らかい香りだった

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by dandelionism | 2011-06-24 17:58 | bigisland